伸びてゆけ!未来っ子たち!

 立春も過ぎ、近づく春の足音が待ち遠しい頃となりましたが、新型コロナウイルス感染症による学級休業や学校休業の報道を聞くたびに、「春はまだ先か」という心境になっています。どうか、教育現場で奮闘されている方々、心身ともにご健康でと願います。

 我が家のすぐそばには通学路があり、そのため、地元小学生の毎日の登下校の様子がよく伝わってきます。私はその姿を眺めたり、声を聞いたりしながら、今の子どもたちの“心の声”をも感じるようにしてきました。特に、コロナ禍のこの2年間の子どもたちの“心の声”には、耳を研ぎ澄ませていました。
その“心の声”に応えるように、子どもたちに“心の応援メッセージ”を贈る日々です。

 「♪ソーシャルディスタンス、ソーシャルディスタンス♪」と言いながら、登校してくる子どもたちの光景を目にしました。
─── どんな状況になっても明るく登校してくる、君たちの逞しさには驚かせられますね。今までに味わったことのない学校生活になっても、その状況を君たちなりに乗り越えようとする前向きな姿勢には、我々大人も大いに学んでいこうと思っているよ。そして、君たちの逞しさから、私たち大人が元気をもらうのです。君たちの逞しさ、元気さは、希望なんですよ ───

 背中をまるめて下を向いて、沈痛な表情で登校してくる子の光景にも目が止まりました。
─── 家族や友だちが感染したのだろうか。それとも、歓声を上げて友だちと楽しく会話することができないからだろうか。でも、今君が悩み苦しんでいることには、きっと意味があるのですよ。今苦しんでいることは、いつの日か、きっと君の力に変わるよ。悩んでいることは、これからの人生を送る上での知恵となってくるよ。また、悲しい思いを抱いていることは、人への優しさへと変わってくるよ。だから、「今、コロナ禍で悩み苦しんでいることは、決して不幸なことではなく、将来のためのパワーに生まれ変わる」と信じることだと思うよ。でも、そうは言っても、元気になれないときもありますね。そんな時は、友だちや先生、また、家族の方にじっくりと相談することが大事だと思うよ。一人で悶々としないことだね ───

 本を読みながら下校している子の光景を目にしました。
─── 本を読みながら道を歩くのは危ないよ。でも、いったい何の本を読んでいるのかな。本を読むことや勉強することは、未来に羽ばたく君たちにとって、とても大事なことなんです。なぜなら、「悩み苦しんでいることは、将来のためのパワーに生まれ変わる」と言っても、マイナスの状況からプラスの状況へと生まれ変わらせるためには、「知識や良識、人への“思いやりの心情”」が必要だからだよ。つまり、今学校で学んでいるすべてのことは、マイナスの状況からプラスの状況へと生まれ変わらせるためのパワーの源なんです。そのことを、心の中に“どすーん”と置いておけば、たとえ苦手な教科や活動があっても、乗り越えられると思うよ ───
─── たとえば、国語は人の思いや考えを理解する力に、社会は世の中のしくみを知ることに、算数や理科は世の中や自然の法則を知ることに、音楽は自分の思いを表現する力に、体育は人生を支える強い体をつくるために必要なんだよ。そして、当番活動や集団活動は人のために尽くす心情を養うことにつながってくるのだよ。だから、学校で学ぶ全てのことは、将来、自分の可能性を拓くパワーとなって開花するのだよ ───

読書

 班長の6年生と思われる子が、低学年の子に気をつかいながら、集団登校を引率している微笑ましい光景が目に焼きつきました。
─── さすが、6年生だね。もうすぐ卒業だけれど、班長としてのこの経験は、きっと生きてくるよ。私はいつも思うのですよ。将来、いつかきっとどこかで、君たちを待っている人がいることを。君たちを必要とする人たちが待っているのを。その時に、困難や試練を乗り越えて身につけた「知識や良識、人への“思いやりの心情”」が、力となって発揮されるのですよ ───
─── 今、世界は自然災害や環境問題、また、感染病との闘いに翻弄されているが、君たちが大人になっても、おそらくこの闘いは続くと思うよ。その時こそ、君たちの出番です。どうか、君たちを待っている人のため、未来の希望あふれる世界のために、現実に負けないで、日々着実に歩んで欲しいと願っていますよ ───

 ~ 「現実に負けないで伸びてゆけ!未来っ子たち!」 と、心から叫ぶ日 ~  (勝)

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