ニッケ教育研究所顧問 市川祥子 氏が 「学校制服の普遍的価値─消費者にとって有効なツールとなるには─」 と題した講演を行いました

ニッケ教育研究所顧問で甲子園大学心理学部 専任講師の市川祥子 氏が、一般社団法人全国学校服連絡協議会からの要請を受け、神戸市内で開催された「学校制服 未来創造研修会」の中で、「学校制服の普遍的価値」をテーマに講演を行いました(2023年11月21日)。

同協議会は、全国7地区の学校服組合などで組織する全国学校服連合会と、全国の学校制服専門店で構成する全国学校制服大型専門店会が連携して2015年に発足。2019年には一般社団法人化され、「学校服の文化と価値の向上を目指し日本の教育の発展に寄与すること」を目的に活動を行っています。

学校制服をとりまく環境は、LGBTQ(性的少数者)への配慮から制服モデルチェンジが急増するなど、変化の度合いを増しています。その影響で、入学式までに学校制服が届かなくなることへの懸念が生じています。こうした情勢を踏まえ、学校制服の文化継承と価値向上を目指し、業界全体で取り組むことが重要だと考えられています。

この度、同協議会から市川顧問への要請があり、講演が実施されました。本講演では、「学校に通う服は親も子どもも困るものであってはならない」「学校制服を着用する自覚とは何か」「どのような衣服の着用が『学校』という場にふさわしいのか」「10の価値評価基準」など、最新の研究結果を交えて心理学の観点からお話されています。

ニッケ教育研究所は、子どもたちの学びの環境づくりに役立てるため、引き続き学校制服の研究を行ってまいります。

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